情報処理技術者試験の過去問題を解く

基本情報技術者試験の午前の過去問題を1日1問のペースで解いていきます。 一緒に勉強しましょう。

平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問19

平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問19


キャッシュメモリのアクセス時間及びヒット率と、主記憶のアクセス時間の組合せのうち、主記憶の実効アクセス時間が最も短くなるものはどれか。

キャッシュメモリ 主記憶
アクセス時間(ナノ秒) ヒット率(%) アクセス時間(ナノ秒)
10 60 70
10 70 70
20 70 50
20 80 50

キーワード
・キャッシュメモリ

キーワードの解説

  • キャッシュメモリ(cache memory)
    コンピュータで命令を処理するCPUは非常に高速で動作するが、処理を行うプログラムやデータを記憶している主記憶の多くはアクセス速度の遅いDRAMなので、CPUの動作から考えるととても遅く、普通にメモリアクセスを行うとメモリアクセスがボトルネックになり処理速度が出ない。
    そのため、主記憶とCPUの間に高価ではあるがアクセス速度の速いSRAMなどをキャッシュメモリとして配置し、煩雑に使用するデータやプログラムを一時的に記憶し、仮想的に主記憶へのアクセスを高速に見せる技術。
    アクセスする主記憶の内容がキャッシュメモリにあることをヒットという。
もっと、「キャッシュメモリ」について調べてみよう。


平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問19の答え。


キャッシュメモリについて問題です。キャッシュメモリ関連の問題は出題頻度が高くほぼ毎回です。
パソコンなどのスペックにもキャッシュメモリの容量が書かれているように、キャッシュメモリはコンピュータの性能を左右する重要な機能です。
なぜ、こんなにキャッシュメモリが重要かというとCPUの速度向上に比べ、メモリのアクセス速度をコストを上げずに向上するのは非常に難しいためです。
基本情報技術者の試験ではキャッシュメモリの問題として、キャッシュメモリの意味を問う問題、キャッシュヒット率関連の計算問題が出ますので、類似問題でしっかり勉強しましょう。


同じCPUのシリーズの場合、動作周波数が10〜20%遅くても、キャッシュメモリの容量が2倍あれば、キャッシュメモリの多いCPUが実際の処理速度は速いことが多いです。また、CPUが同じ場合は、メインメモリのアクセス速度、容量を比べます。
ハードディスクのアクセス速度、容量は処理速度にはあまり関係しませんので、パソコンを購入する場合はCPUの動作周波数、キャッシュメモリの容量、メインメモリのアクセス速度・容量を比較して決めるのがいいです。なお、デュアルコアのCPUの場合は、動作周波数が1.4〜1.7倍程度のシングルコアCPUと同等の性能と考えます。(例えば、2.2GHzのシングルコアCPUと1.5GHzのデュアルコアCPUの性能は同程度です。)
ただ、消費電力、発熱の問題から考えると、同程度の性能のシングルコア、デュアルコアのCPUの場合は、デュアルコアを選ぶほうがいいと思います。

ソフトウェア開発技術者試験と高度試験区分の合格発表がありましたね。結果はどうだったでしょうか。合格した人も不合格だった人も精神的に落ち着いたら春の試験を目指して勉強を始めましょう。
春からの新しい試験制度のレベル4(高度試験区分)の午前Iは応用情報技術者(ソフトウェア開発技術者)と同等ですので、対策(勉強)としては、ソフトウェア開発技術者の過去問題を数多く、繰返し解くことがいいでしょう。
厳しいことを書きますが、『鏡の国のアリス』の赤の女王が言うように「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」ので、技術者が今の職を確保し続けるためには、新しい技術の習得や自己啓発での勉強は必要です。

情報処理技術者試験の勉強をやり直しではキーワード解説のテーマを募集しています。

テーマ:情報処理技術者試験 - ジャンル:コンピュータ

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